いま中国は全言語の Wikipediaを遮断(ブロック)

中国は、これまで Wikipedia(インターネット百科事典)を様々に検閲してきましたが、いま全言語の Wikipediaを遮断(ブロック)しています。ネット検閲を調査する組織 Open Observatory of Network Interference(OONI)の調査によると、中国政府は4月から、あらゆる言語のWikipediaへの国内からのアクセスを遮断したことが分かりました。中国語版 Wikipediaへのアクセス遮断は、2015年5月19日から開始していましたが、この規制を全言語のWikipediaに拡大したということになります。

https://www.wikipedia.org/

中国国内のインターネット利用者に対して、中国政府、特に中国共産党や政治家に不都合な情報にアクセスできないようにする金盾(きんじゅん)のファイアウォール機能は、Great Wall(万里の長城)をもじって Great Firewall(グレート・ファイアウォール)と呼ばれます。

中国は、GoogleやFecebook、Linkedin、Twitterや米ニューヨークタイムズなど、多数の外国サイトを国内から閲覧できないようにしています。また、ダライ・ラマ14世などのチベット独立運動に関係する情報なども規制されています。さらに、国内のSNSに対して実名登録を義務づけ「政治的に有害な情報や噂を広めた」としてブラックリスト登録やアカウントを削除しています。

中国当局は、大きな政治イベントやセンシティブな記念日の前には検閲を強化しています。2019年6月4日は、1989年6月4日に民主化を求めるデモ隊を「軍」が鎮圧した「天安門事件」から30周年に当たります。

世界報道自由度ランキング(Press Freedom Index)は、国境なき記者団が年1回発表している指標です。中国は北朝鮮と同様に「深刻な問題」があり、180カ国中で最下位ランクの177位、北朝鮮は179位です。

世界報道自由度ランキング2018

世界報道自由度ランキング2018 / Wikipedia

  良好な状況   満足できる状況   顕著な問題   困難な状況   深刻な問題

天安門事件を暗示したCM、ライカ(Leica)を検閲対象に


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