かつて米国は世界の工業生産の3分の1以上を生み出す

世界経済のネタ帳

名目GDP(IMF) / 世界経済のネタ帳

トランプ次期大統領は「偉大なアメリカを取り戻す(Make America Great Again)」と述べています。

米国が経済と技術を大きく発展させたのは、18世紀の終わりから20世紀初頭の期間。国全体が原始的な農業経済から世界の工業生産の3分の1以上を生み出すような最大の工業国になりました。
そして、20世紀の後半では、政治、経済および軍事の分野で東西冷戦と競争の時代でしたが、政府主導による科学技術の研究開発によって、宇宙工学、コンピュータおよびバイオテクノロジーなどの分野で最先端を維持してきました。まさに20世紀の米国は、科学技術と工業の経済的成功で形成されてきました。

「世界の工場」の冠は、産業革命発祥のイギリスから米国へ、そして中国にシフトしてきました。これからはアジア諸国や中南米、その先は南米やアフリカ大陸でしょう。現在はオートメーション(コンピュータ統合生産)化された第3次産業革命の時代です。ローテクの製造業は大幅な雇用を生み出しますが、ハイテク化された製造業では多くの雇用は必要としません。

トランプ次期大統領は、大規模減税、大胆なインフラ投資や製造業の再興で雇用の増加を掲げていますが、多様なサービス産業の成長が不可欠のように思います。米国の経済成長が世界中のどの国よりも、最先端の科学技術と研究開発、そしてイノベーションで経済成長を牽引している「真理」は不変だと思います。
下表は2015年の世界各国と米国各州のGDPです。州別GDPの1位は、シリコンバレーとハリウッドがあるカルフォルニア州、GDPはフランスを上回っています。2位は石油など資源が豊富でハイテク都市のオースティンや宇宙産業都市ヒューストンがあるテキサス州はカナダを上回ります。3位は世界都市ニューヨークがあるニューヨーク州です。

National GDPs and States GDPs, 2015
Rank Nation GDP (in millions $USD)
World 73,170,986
1  United States 17,947,000
   European Union 16,220,370
2  China 10,982,829
3  Japan 4,123,258
4  Germany 3,357,614
5  United Kingdom 2,849,345
6  ** California 2,424,033
7  France 2,421,560
8  India 2,090,706
9  Italy 1,815,757
10  Brazil 1,772,589
11  ** Texas 1,648,007
12  Canada 1,552,386
13  ** New York 1,444,406
14  South Korea 1,376,868
15  Russia 1,324,734

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