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ウクライナと共に「悪」との戦いに立ち上がれ(TED: Garry Kasparov)

ウクライナは「自由」と「独裁」の戦いの最前線にあると、チェスのグランドマスターで人権活動家のガルリ・カスパロフ(Garry Kasparov)氏は言います。この痛烈な行動喚起の中で彼は、ウラジーミル・プーチンの権力拡大の過程と、自らのチェス世界王者からロシアの民主運動活動家への道のりをたどり、ウクライナの支持に立ち上がること、死と憎しみでなく生と愛を選ぶことを呼びかけます。

カスパロフ氏は「独裁者を止める対価は、遅れるごと、ためらうごとに大きくなっていく。中途半端に悪に対するのは、悪の側の勝利になる」のだと述べています。

Stand with Ukraine in the Fight against Evil | Garry Kasparov | TED

カスパロフ氏は、「私は早い時期から人生経験を通して、悪を見分けるようになりました。チェス指しとしてではなく、史上最年少世界王者としてでもなく、それは私の生まれ育った場所 — ロナルド・レーガンが「悪の帝国」と呼んだソビエト連邦と関係しています」と語ります。

私が最初の警告を出したのは「2001年1月4日のウォール・ストリート・ジャーナル紙でした。私が悪を認識したのは それを「聞いた」からです。プーチンは自分が何者かを語っていました。ただ耳を傾ければ良かったんです。KGBに引退はないとプーチンが言った時、ロシアの脆い民主主義が危ういことが分かりました。ソ連の崩壊は20世紀における最大の地政学的災難だったとプーチンが言った時、ロシア周辺の新たな独立国が危機にあると分かりました。

これはパラドックスなのでは? 独裁者は、自分のしたあらゆることについて嘘をつきますが、これからやることについては結構本当のことを言うのです。ただ耳を傾ければいいんです。プーチンが今ウクライナで犯している戦争犯罪に驚いている人は、20年以上前の第二次チェチェン紛争をはじめとする彼のやってきたことを見ていなかったのでしょう。プーチンは最初の最初から戦争犯罪人だったのです。

妥協しろ? 白黒つけられない? 本当に? これに妥協しろと? 最近のウクライナからの映像を見れば、全くの悪は存在しないなどとは言えないでしょう。マリウポリの破壊。ブチャ虐殺クラマトルスク駅での殺戮。これからもっとひどいことが起きるでしょう。

独裁者を止める対価は、遅れるごと、ためらうごとに大きくなっていきます。中途半端に悪に対するのは、悪にとっては勝利なのです。

我々の弱さに悪は付け込みます。快適で安心できることを求める気持ちに、理性的で文明的であることを望む気持ちに付け込むのです。再び戦争犯罪やジェノサイドを許すなら、我々の文明とは何なのでしょう? 過去や未来の話ばかりして、現在行われている殺戮や悲劇に目をつぶるなら、私たちはどんな世界を子供達に残すことになるのでしょう?

これはチェスではありません。本当の悪との戦いに引き分けも妥協もありません。勝つか負けるかです。戦う必要があり、勝つ必要があります。(ウクライナ語) スラーヴァ・ウクライニ! ウクライナに栄光あれ! 自由に栄光あれ!
ありがとうございました。

Stand with Ukraine in the Fight against Evil | Garry Kasparov | TED

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