2月24日、ジャーナリスト保護委員会(CPJ)が世界中のジャーナリスト殺害に関する2025年報告書を発表しました。30年以上前にデータ収集を開始以来、過去最多の129人に達しています。また、2025年にイスラエル国防軍(IDF)の砲撃で死亡したジャーナリストとメディア関係者は86人、世界全体の3分の2を占め、その60%以上はガザ地区から報道していたパレスチナ人でした。
- Special ReportRecord 129 press members killed in 2025; Israel responsible for 2/3 of deaths(2/25 CPJ)
- ジャーナリスト殺害に関する2025年報告書(pdf / CPJ)

<主な調査結果>
1)CPJが30年以上前にデータ収集を開始して以来、2025年に殺害されたジャーナリストとメディア関係者の数は過去最多となり、死亡者数としては2年連続の最多記録です。
2)イスラエルは、2025年と2024年の両方で、報道関係者殺害事件の3分の2を占めています。イスラエル国防軍は、CPJが1992年に記録を開始して以来、他のどの政府軍よりも多くのジャーナリストを標的とした殺害を犯してきました。
3)ドローンによる報道関係者の殺害は増加傾向にあり、CPJが初めてそのような殺害を記録した2023年の2件から、2025年には39件に急増しています。
4)ジャーナリストとメディア関係者129人のうち少なくとも104人が紛争により殺害されました。スーダンでは9人、メキシコでは6人が死亡しています。ウクライナ人の報道関係者4人がロシア軍に殺害されたほか、フィリピンでは3人の死亡が報告されています。
5)2025年にCPJが記録した標的殺害事件については、透明性のある調査はほとんど行われておらず、これらの事件のいずれにおいても誰も責任を問われていません。

世界中で紛争が激化する中で、イスラエルがジャーナリストの生命、そして彼らを守るための国際法を軽視していることは明らかです。1992年にCPJが記録収集を開始して以来、イスラエルは他のどの政府よりも多くのジャーナリストを殺害しており、イスラエル・ガザ戦争(イスラエルによるガザでの殺害に加え、レバノン、イエメン、イランへの致命的な攻撃を含む)は、ジャーナリストにとって史上最悪となりました。これらの殺害のうち3件(うち1件は殺人)は、2025年10月の停戦後に発生しています。
国際法に基づき民間人保護の義務を負う軍人によるジャーナリストへの意図的な標的殺害は、戦争犯罪に該当します。CPJは、イスラエルが長年にわたり軍による犯罪の捜査・訴追に消極的であることを踏まえ、国際機関に対し、報道機関を標的としたあらゆる殺害事件が独立かつ公平に戦争犯罪として捜査されるよう求めています。
イスラエル国防軍部隊の隊員から最高指揮系統の幹部に至るまで、加害者は責任を問われなければなりません。