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ニュース動画配信「CNN+」1カ月で打切り、市場は成熟へ?

3月29日に開始した定額制動画配信サービスの「CNN+」が4月30日に終了します。CNN史上最も重要な展開の一つとうたわれてスタートしましたが、1カ月での幕引きとなりました。4月8日に CNNの旧親会社ワーナーメディアは、米メディア大手ディスカバリーと合併して「ワーナー・ブラザース・ディスカバリー」となった新経営陣の判断です。また、同社CEOのデービッド・ザスラフ(David Zaslav)氏は、HBO MaxDiscovery+を含む全ブランドを1つのストリーミングサービスに統合したいと述べており、CNN+の一部の番組が同サービスで視聴可能になるかもしれないとCNNは報じています。Netflixの会員減少で動画配信の成長鈍化も指摘されていますが。

CNN+の立ち上げには3億ドルが費やされ、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、CNNはこのストリーミングサービスに4年間で10億ドル以上を費やす計画だったそうです。CNN+は、NBCやFOX、CBSなどのニュース系のストリーミングの競合になるはずでしたが?

CNN+には、FOXを退社したクリス・ウォレスや、人気シェフのアリソン・ローマンなど、複数のビッグネームが参加していましたが。しかし、視聴者からの反応はいまひとつで、4月12日にCNBCは、CNN+の利用者数が1日あたり1万人以下だと報じていました。

Netflix Symbol / Netflix

Netflix(ネットフリックス)が4月19日に発表した株主への書簡で、会員数(2億2,184万人)が10年以上ぶりに減少に転じ、今年1~3月期に会員が20万人減少、さらに4~7月期に会員がさらに200万人減る見込みだと述べています。主要市場での料金の値上げや、ロシアからの撤退が影響しているとしています。同社は新規会員の獲得を進めると同時に、アカウントの共有に断固たる措置を取り始めるとしています。

Letter to Shareholders / April 19, 2022 Netflix

一部のアナリストは、コロナ禍の巣ごもり需要で急成長を遂げたネットフリックスは、収益を拡大する方法を使い果たしたと警鐘を鳴らしています。また、アマゾンやディズニーなどの競合がひしめく中、コンテンツが多すぎて選べないと感じる人や、節約のために配信契約をキャンセルする人もいます。

メディア調査会社エンダース・アナリシスのシニアTVアナリストは、「ストリーミング市場は成熟しつつあり、人々がネットフリックスに抱いていた大きな期待もリセットされてきている」と指摘しています。

CNN+(CNNPlus.com) / Facebook

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