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バイデン大統領は一般教書演説で「独裁者の侵略に代償を」訴える

3月1日、米国のバイデン大統領は、米連邦議会の上下両院合同本会議で就任後初めてとなる一般教書演説をしました。ロシアによるウクライナ侵攻についてプーチン大統領を厳しく非難し、「ロシアの独裁者による外国の侵略行為は、世界中で報いを受けることになる」と述べました。さらに、「独裁者たちの侵攻に対して代償を払わせなければ、彼らは更なる混乱をもたらす」と訴え、「自由は必ずや圧政に打ち勝つ」と語りました。サキ報道官が要点をまとめた2分動画もアップしています。

President Biden’s State of the Union Address / The White House

「自由を愛する国々を結束させた」とし、日本や欧州連合(EU)、豪州など多数の国が制裁に加わったと指摘。「プーチンはかつてないほど世界から孤立している」と強調しています。「ウクライナは自由のために戦っている」とも述べ、同盟国とともに軍事的支援や、経済、人道的支援を継続していく方針を改めて表明しました。

ウクライナ危機について演説の冒頭で取り上げましたが、内政が主題になることが多い一般教書演説で外交問題を中心に訴えるのは珍しいことです。演説ではプーチン氏に言及した際、「大統領」の敬称を付けていません。

3月2日、米国のイエレン財務長官は2月27日と28日に発動した制裁により、ロシアの銀行セクター資産の80%が制限され、中央銀行の資産の約半分が凍結されていると語りました。また、「われわれは、プーチン大統領の腐敗した権力の鍵を握るオリガルヒ(新興財閥)やエリート層を追い続ける」とし、「ここ数週間で、そうした個人の多くに制裁を科してきた。世界で彼らの資産を発見し、凍結・差し押さえするため、米司法省や同盟国とタスクフォースを結成している」と語っています。

ジェン・サキ(Jennifer Rene “Jen” Psaki)ホワイト・ハウス報道官は、YouTube公式チャンネルで「一般教書演説を観ませんでしたか? サキ報道官が2分で話します」という動画をアップしています。フレンドリーでいいですね(^^)


Hi, it’s Jen Psaki / The White House
笑顔がカワイイ!

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