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バンクシー作品所有者、売却益10万ドルをキーウの小児病院に寄付

バンクシー(Banksy)さんの作品「CND Soldiers」の匿名所有者が、同作品を競売で売却、売却益10万6,505ドル(約1,320万円)をウクライナの小児病院に全額寄付すると申し出ていたことがわかりました。首都キーウ(キエフ)にあるオフマディト小児病院(Okhmatdyt Children’s Hospital)は、およそ1カ月にわたってロシア軍からの攻撃が続くなかでも、地下に重病の子供たちを避難させたり、臨時の救急治療室を設けて医療サービルを24時間継続しています。

Okhmatdyt Children’s Hospital in Kyiv./ НДСЛ Охматдит(Facebook)

同作品の取引を仲介した美術品売買プラットフォーム、ロンドンに拠点を置くマイアートブローカー(MyArtBroker.)では、売り手側から売却益を直接病院に送るよう依頼されており、仲介手数料も合わせて寄付を行うということです。

同社のマネージングディレクター、シャーロット・スチュワート氏によると、「CND Soldiers」と同様のプリント作品の市場価格は、2万~3万ドルだということです。バンクシー自身は今回の競売に関わっていないものの、過去に行ってきた慈善活動からみて、この取引と寄付を「支持していると考えたい」と述べています。

Banksy CND Soldiers / Leo Reynolds

作品に描かれているマークは、核軍縮キャンペーン(CND: Campaign for Nuclear Disarmament)のシンボルマークで、一般にはピースマークと呼ばれています。1957年に英国で設立された平和運動の最前線に存在し、その後、ピースマーク(CNDマーク)は米国のヒッピー運動やベトナム反戦運動でも平和のシンボルとして使われ、世界的にも平和・反戦の象徴となりました。

ロンドンのパーラメント・スクエア(Parliament Square)で、2001年から2011年までの肺がんで亡くなるまでの実に10年間、英国軍のイラク侵攻に対する座り込みの反戦運動をしていたブライアン・ホウ(Brian Haw)にバンクシーが送ったキャンバス(プラカード)を元に制作された作品です。

In the Basement of a Children’s Hospital in Kyiv(3/2 The New York Times)


This is the Okhmadet Children’s Hospital in Kyiv, the Ukrainian capital, where parents and doctors tended to sick children on Monday, even as Russian forces closed in on the city.

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