バンクシー(Banksy)がお店を開設(Gross Domestic Product)

10月1日、世界各地で活動している覆面ストリートアーティストのバンクシー(Banksy)が、ロンドンに Gross Domestic Product(国内総生産)というお店を開設し、作品の販売を開始するとインスタグラム(Banksy)で宣言しました。最低10ポンド(約1300円)で彼の作品が買えるということです。家具やインテリア小物の購入は公式サイトを通じて行ないます。10月17日にオープンしました。

バンクシーによると、ロンドンのクロイドン地区にある店は「夜に最も見栄えがする」ということです。イギリス人ラッパーのStormzy(ストームジー)をモデルにした作品や、ケロッグのキャラクターのトニー・ザ・タイガーをあしらったカーペットなども展示されています。

お店は作品を展示するショールームとして機能し、店での販売はしません。ドアは閉じられていますが、作品はガラスを通して外から眺めることができます。

バンクシーがお店をオープンさせたのは「商標」争いのためとのことです。あるグリーティングカード会社がバンクシーと商標争いをしており、バンクシーが負ければ、グリーティングカード会社は「偽バンクシー商品」を売ることが可能になります。

弁護士のMark Stephens氏によると、「バンクシーは非常に難しい立場にあります。彼は商品を売っていません。もし商標権の所有者がマークを使っていなかった場合、それを使う人にマークが譲渡されてしまう可能性があります」とのことです。つまり、バンクシーが商標を維持するためには実際にお店を開き、商品を売る必要があることから、Gross Domestic Productをオープンさせる流れになったわけです。

なお、バンクシーは商品の売り上げで得たお金を移民救助用のボート購入に使う予定だと述べています。

10月3日にロンドンで開催されるオークションには、バンクシーが英国議会の中に居る猿たちを描いた作品「Devolved Parliament」が出品され、250万ドル(約2億7,000万円)以上での落札が見込まれています。(下記の作品)
<追記:10/4>
チンパンジーばかりの英議会、バンクシー作品が過去最高額で落札(10/4 BBC Japan) 約990万ポンド(約13億円)予想の5倍(^^)

「バンクシー(Banksy)がお店を開設(Gross Domestic Product)」への2件のフィードバック

  1. SHIGEKAZU FURUKAWA

    「チンパンジーばかりの英議会」
    現在の英議会の混迷を揶揄しているのかなと思うが,なぜ,チンパンジーなのか分からない。チンパンジーの方が優秀ではないかと思うことも多々ある。彼らは,多分必要以上に食料を獲ったりしないし,獲った食料は仲間で分け合うので,人間より時には優秀な行動を取ると思う。だから,他の動物でも良いのでは?

    1. FURUKAWAさん、コメントありがとうございます。チンパンジーは「人間より時には優秀な行動を取ると思う」そのとおりですね(^^)
      この絵は10年前に描かれました。拡大して観ると「牙をむき出しにして、野次を飛ばすチンパンジー、顎に手をあてて、考え込んでいるもの、口を突き出して揶揄するのもの、前列で背中を丸めて眠っている猿議員、後列には空き瓶で遊んでいるチンパンジーもいます。絵のタイトルは Devolved Parliament(退化した議会)であり、バンクシーは10年前に英国議会の混迷を予想していたようです(^^)
      約13億円で落札されたバンクシー作品。この絵にもまた、見る者を驚嘆させる仕掛けがあった【展示ルポ】(吉荒夕記/HuffPost)で、この作品の仕掛けを含めて詳しく解説されています。

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