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ピーコックルーム(Peacock Room)にある陶磁の国の姫君

今日の Google Arts & Cultureには、Freer and Sackler Galleries: FSGの浮世絵が表示されました。米ワシントンD.C.のナショナル・モールにあるフリーア美術館は、スミソニアン協会が管理・運営するスミソニアン博物館群の一つで、隣接するアーサー・M・サックラー・ギャラリーと同様に、日本や中国、韓国を含むインドを中心としたアジア、中東などの古美術品が展示されている美術館です。二つの美術館は展示する作品の趣旨も同じで、地下階の展示通路で両方を行き来できるように繋がり、両建造物における責任者、並びに学芸員なども共通だそうです。

サックラー・レクチャー(数学者を顕彰する)の創設者として名高いレイモンド・R・サックラー氏とアーサー・M ・サックラー氏は兄弟です。

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「姫君」が飾られた孔雀の間。ホイッスラーは部屋全体を紺と金に塗り替え、壁に孔雀を描き足した / Wikipedia

フリーア美術館(1923年)は、デトロイトの実業家 Charles Lang Freer(チャールズ・ラング・フリーア)が、米国画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの協力を得て設立しました。面白いタイトルの絵画「陶磁の国の姫君」(Rose and Silver: The Princess from the Land of Porcelain)は、ホイッスラーによって1863年から1865年の間に描かれたもので、ピーコック・ルーム/孔雀の部屋(Peacock Room)の暖炉の上に掛かっています。

フリーアさんとホイッスラーさん、そしてサックラーさんは、アジア圏やイスラム圏に郷愁を感じていたのでしょうか? 異なる文化、宗教や「美」が集ったこの部屋は魅力的で、行きたくなります(^^)

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