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リオ五輪、史上初の難民選手団とユスラの夢

リオ五輪難民選手団は、リオデジャネイロオリンピックにおいて、難民となり母国から出場ができない選手で構成された複数地域の混合チーム。IOCコードは ROT(Refugee Olympic Team)です。史上初の難民選手団は10名で、出自はシリアやコンゴ民主共和国、エチオピア、南スーダンと様々で、内戦や政情不安などで他国に逃れた経緯があります。

難民選手団(Refugee Olympic Athletes team)/ UNHCR
難民選手団(Refugee Olympic Athletes team)/ UNHCR

うち8名はケニア、ベルギー、ドイツ、ルクセンブルクで暮らす難民ですが、柔道に出場したコンゴ民主共和国出身のヨランデ・マビカ選手とポポレ・ミセンガ選手は、ブラジル政府から難民として認められブラジルで暮らす難民でした。

難民選手団最年少、シリア出身のユスラ・マルディニ選手(18歳)は、「世界中の難民に、夢はかなえられると伝えたい」「困難に直面しても、前に進むことの大切さを私たちの物語から学んでもらえたら」と語っています。

今回のリオ五輪では入賞を果たすことは出来ませんでしたが、オリンピックに出場しただけでも素晴らしいことです。そして彼女たち難民選手団が間違いなく、世界中の人たちの希望であることに変わりありません。

10代のユスラさんには3つの夢があります。1、難民に国境を開いてくれること。2、オリンピックでメダルを獲得すること。3、ふるさとにまた平和が訪れること。すでに TOKYO2020を視野に入れて、ドイツのベルリンでトレーニングに励んでいます。「ユスラの夢」を応援しています。

Yusra Mardini / Wikipedia
Yusra Mardini swimming / Wikipedia(United Nations)

五輪史上初の難民選手団を讃えるため、リオデジャネイロのストリート・アーティストの皆さんが、10人の顔を巨大壁画にしました。素晴らしいですね(^^)

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