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リスク過敏症の日本社会と経営

2010年4−6月期の国内総生産(GDP)の名目データをドル換算すると、中国が日本を抜いて世界2位になりました。このままのペースでいけば、2010年暦年でも日本と中国が逆転するのは動かないでしょう。

Silicon Valley Financial Center / christian.rondeau

ロイターブログ(討論X闘論)のニュースに一言で、多くの「コメント」も寄せられています(^^)

  • GDPの日中逆転で考えたこと(ロイターブログ)

日本経済の停滞と中国経済の成長、GDPの逆転は何年も前から予想されたことです。

1993年頃からのバブル崩壊後の日本経済停滞、米国のITバブル・不動産バブル崩壊を経た回復成長、ドイツの成長、フィンランドの成長、世界各国と日本の政策は何が違っていたのでしょうか?

GDP Chart 1990-2010

1980年代に確立させた既得権や業界規制をひたすら守り、イノベーションや変化を拒んで「過去の成功体験をもう一度」を繰り返してきたことが最大の要因だと思います。

日本社会全体が「リスク過敏症」になっているとの指摘もあります。金融・投資資金減少、守りの企業経営、教育や就職の安定志向、海外留学の減少、ベンチャーの減少、失敗を許さない社会の閉塞感など、など。

「夢と希望」を見えなくする社会に、成長や発展、「幸せな国」「文化大国」はないと思いますが・・・。

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