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ロシアで新発見のマトリョーシカ・ダイヤモンド

ロシア最大のダイヤモンド企業(ALROSA)アルロサの専門家たちは、極東のサハ共和国で掘り出されたばかりの宝石を選別中、それまで見たことのないダイアモンドを発見、10月4日に公開しました。ダイヤモンドの中に小さなダイヤモンドが閉じ込められていたのです。ロシアの入れ子人形(マトリョーシカ人形)にちなんで、マトリョーシカ・ダイヤモンドと呼ばれているそうです(^^)

ロシア・サハ共和国ウダチナヤにあるダイヤモンド鉱山の露天掘り / Wikipedia

ダイヤモンドが形成される地下150キロほどの深さの高圧下では、このようなすき間は存在できないため、かつては何かが空間を埋めていたはずだと研究者たちは考えています。

おそらく当初、二重のダイヤモンドは液体を少量閉じ込めていたのではないかとオーストラリア、マッコーリー大学の博士研究員で実験岩石学が専門のミハエル・フェルスター氏は話します。この液体は、外側のダイヤモンドの穴か亀裂から漏れ出たのかもしれないと言います。
他の専門家は、マントル由来の鉱物、例えば緑褐色のカンラン石や暗赤色のガーネットなどが、このすき間を満たしていた可能性を挙げています。

大きなダイヤモンドの中で小さなダイヤモンドが動く。(VIDEO COURTESY OF ALROSA)

カナダ、アルバータ大学の鉱物学者トマス・スタヘル氏は、今回の二重ダイヤモンドが採掘後にどう洗浄されたかは不明だが、フッ化水素酸などの強い腐食剤による洗浄もその1つです。フッ化水素酸によって溶けない数少ない鉱物の1つがダイヤモンドです。処理法について、さらなる情報をアルロサ社に求めましたが、回答は保留されているそうです。

GIA(米国宝石学会)の王五一氏は、「こうした変わり種の鉱物を研究することで、研究者たちはダイヤモンドの成長過程をさらに解明できます。また、こうした石が地球の地下深くで遭遇する環境や化学作用についても発見があるかもしれない」と話します。

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