不思議な飫肥杉(オビスギ)ミステリーサークル

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飫肥杉(おびすぎ)は江戸時代、伊東氏飫肥藩によって植林活動が始められました。樹脂を多く含んでいるため吸水性が低く、軽量で強度が高いことから造船用として盛んに利用されました。1965年(昭和40年)頃から造船用木材の需要が激減したため、住宅用建築材料などを志向した新しい林業へ転換するため、植栽密度の違いによる成長過程や材質の変化などを実証し、効率的な施業(植林、育林など)体系を確立することを目的にしたのが、この林分密度試験林(ミステリーサークル)です。

飫肥杉(オビスギ)ミステリーサークル / 宮崎南部森林管理署

試験期間は昭和48年度から平成35年度の50年間で、円の中心から10度の放射線との交点に36本のスギを植栽しています。この森林を上空から見ると、同心円状に樹幹が広がっていて「ミステリーサークル」のように見えると話題になっています。

この飫肥杉(オビスギ)は、不思議なことに「樹高は植栽する密度に影響されない」という“密度管理理論”とは異なる途中経過となっており、想定外の結果となっています。

林分密度試験林(ミステリーサークル)

いままで植栽する密度が違っても、光の当たる量は変わらないため、木の高さは変わらないと考えられていたのですが、この飫肥杉(オビスギ)のケースは、外縁部の低密度ほど木の高さが高くなっています。現時点でこのようになった原因は不明(ミステリー)ということです。面白いですね(^^)

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