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世界最長のゴッタルドベーストンネル(Gotthard-Basistunnel)開通

アルプトランジット計画(中央ヨーロッパの鉄道網)/ Wikipedia
アルプトランジット計画(中央ヨーロッパの鉄道網)/ Wikipedia

アルプトランジット計画は、既存のトンネルよりも数百メートル低い位置に新しい基底トンネルを建設することで、アルプス山脈を南北に貫く新しい高速鉄道を建設するスイスの連邦プロジェクトです。

1881年に完成した従来のゴッタルドトンネルの全長が15.0kmであるのに対し、ゴッタルドベーストンネル(Gotthard-Basistunnel)は計画全長57kmで、開通すると現在世界最長の青函トンネル(53.9km)を抜いて世界最長トンネルになります。

Gotthard Base Tunnel(ゴッタルドベーストンネル)が開通を迎えたことが、運営事業者となる AlpTransit Gotthard AGが発表しました。

増大する交通量に対処するため、初の平坦なアルプス縦貫鉄道となるように設計され、最高速度およそ250km/hのアルプスを縦貫する高速鉄道により、スイスのチューリッヒ(Zürich)からイタリアのミラノ(Milan)まで(約280Km)の所要時間を現在の3時間30分から2時間30分に短縮する予定です。

Gotthard Base Tunnel / AlpTransit Gotthard AG
Gotthard Base Tunnel / AlpTransit Gotthard AG

安全上の理由により、アルプトランジット計画の全てのトンネルでは、2本の単線トンネルが並行して建設され、およそ300メートルおきに連絡路を設置して互いに連絡することで、非常時にもう片方のトンネルを利用して避難が可能となっています。

建設事業はスイス連邦鉄道(スイス国鉄)の完全子会社であるアルプトランジット・ゴッタルド株式会社(AlpTransit Gotthard:AG)が担当しています。

Project AlpTransit Gotthard from AlpTransit Gotthard AG on Vimeo.

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