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女性の権利の時計の針を前に進める(国際女性デー2022)

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毎年3月8日は、女性のための国際女性デー(International Women’s Day: IWD)です。世界中で記念行事が行われていますが、国連のグテーレス事務総長は「国際女性デー」にあたり、私たちはあらゆる場所の女性と女児を称えます。新型コロナウイルス感染症のパンデミックに終止符を打つことへの女性と女児の貢献を称えます。女児の目に映るのは・・・。ウクライナに残る両親の涙に見送られた幼子は国境を超えて避難します。

私たちの世界をよりよいものへと変えている、その発想、イノベーション、積極的な行動を。あらゆる職業と社会的地位における、そのリーダーシップを。しかし同時に、あまりにも多くの分野で、女性の権利の時計の針が逆戻りしていることも認識しています。

パンデミックにより、女児と女性は学校や職場から締め出されたままです。貧困の拡大と暴力の増大に直面しています。無給の、しかし必要不可欠なケア労働の大半を世界中で担っています。単にジェンダーだけを理由に、暴力と虐待の対象となっています。政治の場や企業の役員室における女性の比率は、すべての国で恥ずべきほどに低くなっています。

ジェンダーの不平等は本質的には、男性優位の世界、男性優位の文化における権力の問題です。権力の構図をひっくり返さなければなりません。国連では、本部と世界各地の上級管理職において男女比同率を実現しました。それにより、国連の活動は改善され、国連が貢献するコミュニティーをよりよく代表できています。

私たちは、より多くの女性の環境大臣、ビジネスリーダー、大統領や首相を必要としています。彼女たちは各国を動かして気候危機に対処し、グリーン・ジョブを創出し、より公正で持続可能な世界を構築することができます。ジェンダー平等の時計の針が逆戻りしたままでは、パンデミックから回復することはできません。

私たちは、女性の権利の時計の針を、前へと進めなければなりません。今がその時です。

「女性らしく」「女性なのに」「女性だから」 社会のあちこちに存在する無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)。可能性に蓋をするその声が「事実」ではなく「偏見」だと知れたなら。私たちの未来はもっと自由で多様なものに変えていけるはず。(Google特設サイト

The eyes of a Ukrainian child, as she is crossing the border, running from war Russia has started in Ukraine. The photo was sent by parents with tears 🇺🇦 / Facebook

ウクライナでは女性兵の割合が比較的高かったのに加え、民間人が参加する国防省傘下の「地域防衛隊」の中で、徹底抗戦を呼びかける役割を買ってでる女性も出ているようです。動画をシェアする投稿には女性が語る言葉を翻訳したとされる英文も添えられ、「心を打つ映像」「ウクライナに平和を」とたたえるコメントが相次いでいます。

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