心に残る短編アニメ映画 Father and Daughter(岸辺のふたり)

短編映画 岸辺のふたり(原題:Father and Daughter)は、英国とオランダで製作され、2000年に公開された8分間のアニメーション映画です。オランダ出身のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督の作品です。この映画は、2001年の米アカデミー賞短編アニメーション賞をはじめ、世界各国20以上の賞を受賞しています。セピア色の単純化されたアニメーションと哀切きわまるアコーディオンとピアノによるメロディーが、人が人を想い続ける切なくも美しい心情を表現している名作です。2003年に「岸辺のふたり」として絵本化されています。

Father And Daughter 2000 Oscar Winning Animated Short Film [HD] / Pensare Films

自転車に乗って、干潟へやって来た父と幼い娘。「それじゃな」「……うん」。たったそれだけの短いやりとりの後、父は水平線にむかってボートを漕ぎ出し去って行きます。娘は父と最後に別れた岸辺を訪れ続けます。時は過ぎ、少女は恋をして、母になり、「あらゆる歓び」を得て、やがて老いを迎えます。ですが、いくつ年を重ねても父への想いは消えません・・・。

「人が人を想い続ける切なくも美しい情景」を、セピア色の映像と哀切きわまる旋律で8分間に凝縮して表現しています。観る人の心を揺さぶり、映像と音楽が一つとなって深く記憶されます。

いつまでも「心に残る映画」の条件は何でしょう? 最初にこの短編映画を観たのはYouTubeでした。デジタル時代は時系列に作品が並んでいるのではなく、新旧全ての作品が並列に掲示されるようになり、作品の本質的な評価がされるように思います。

音楽はドナウ川のさざなみ(ルーマニア語: Valurile Dunări ドイツ語: Donauwellen)です。ルーマニアの作曲家ヨシフ・イヴァノヴィチが1880年に作曲したワルツで、1889年に開催されたパリ万国博覧会で演奏され、その哀愁を帯びた旋律とオーケストレーションの見事さなどから、世界的に有名になりました。

ドナウ川のさざなみ(1937年6月29日録音)

Ogg Vorbis 音声ファイル、長さ 3分 22秒、1.12Mbps

新宿武蔵野館で「春夏秋冬」前代未聞の1年間連続モーニングロードショーの公開秘話のブログです。

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