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心惹かれる動画「100年前の美しいアイヌ民族」

Googleで「アイヌ美人」と画像検索すると、最初に表示されるのがこの画像です。YouTube動画「100年前の美しいアイヌ民族」の最後に登場する女性写真です。音楽(BGM)として朝崎郁恵さんの阿母(あんま)(作詞:UA、作曲:吉俣良)が使われています。北海道のアイヌ民族に沖縄の「阿母」の組み合わせが観る人、聞く人を惹きつけます。

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【100年前の美しいアイヌ民族】狩猟家ダイアリー 07 / MOBO

入れ墨は、精霊信仰に伴う神の象徴とされる大切なものでした。アイヌの成人女性が口の周りに入れている入れ墨は、髭を模した物であると思われていますが、神聖な蛇の口を模したとする説もあります。当時のアイヌ女性は入れ墨を入れぬと、神の怒りを買い結婚もできぬと考えられていました。

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトは北海道流沙郡平取のアイヌ集落に調査に入り、「アイヌの入れ墨は女だけに行われ、まだ7,8歳の女の子の上唇のすぐ上に、小刀で横に多発性に傷をつけ、そこに煤を刷り込むところから始まる。口ひげのようになるが、両端が口角部で上に向かう。口の周囲の入れ墨が済むと、手背と前腕の入れ墨が行われる。女が結婚するともう入れ墨はしない」と記しています。(「小シーボルト蝦夷見聞記」ハインリッヒ・フォン シーボルト(東洋文庫)p.41-41から引用)(アイヌ文化#刺青/Wikipedia

入れ墨の風習は和人には奇異なものに映り、江戸幕府や明治政府によって禁止令が出されました。日本に在住していたシーボルトは、明治政府の入れ墨禁止令(1871年10月)に困惑するアイヌ民族より、「禁止令に対する異議をシーボルト側から働きかけてもらえないかと哀願された。」との記録が残っているそうです。

YouTubeは、アイヌ絵本’08_2「お姫様のいれずみ」、北海道日高地方に伝わるアイヌの物語です。伝承者:織田ステノさん(1902-1994)です。

アイヌ伝統文化の復権 アイヌ神謡集/知里幸恵


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