米ボストンにあるイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(Isabella Stewart Gardner Museum)において 1990年3月18日未明に発生した盗難事件では、警官を装った2人組が警備員2人に手錠をかけて地下に拘束した後、81分間に作品13点(写真)を盗んでいます。その中には、レンブラントの作品3点、フェルメールの作品1点(合奏)、フランスの印象派の画家エドガー・ドガの作品5点も含まれており、被害総額は5億ドル(約560億円)以上に上ります。

Reward Offered for Return of Artwork

米連邦捜査局(FBI)は、事件発生から23年目の2013年3月18日、ボストンの美術館で1990年に起きた米国史上最大の美術品盗難事件について、犯人は中部大西洋岸諸州とニューイングランドを拠点とする犯罪組織のメンバーであること、盗難後、絵画はコネチカットとフィラデルフィア方面に移送され、10年ほど前に売りに出されたことがあることなどを正式に発表しました。

現在も絵の行方は判明しておらず、美術館は通報者に対して500万ドルの報奨金(2017年末に1,000万ドルに倍増)を用意し、引き続き協力を求めています。盗まれた絵画のあった場所には、創設者の遺言に従って現在も空の額が飾られています。再び在るべき場所に絵画が戻ることを願ってやみません。

謎が多いこの事件は、米連邦捜査局(FBI)の盗難美術品専門部局において最大の懸案事項となっています。2015年8月6日には新たに防犯ビデオの映像(YouTube)を公開して、広く情報提供を募ることを発表しています。

公開された6分40秒の映像には、強盗が侵入する24時間前に短いジャケットを来た若い白人男性が、警備員によって裏口から館内に通される様子が映っています。また、盗難事件の前後に美術館付近で目撃された車が美術館に横付けされているところも収められています。

この歴史に残る美術品強盗事件を巡る謎(動画・Bloomberg)や、事件の手口について解説したムービーも公開され、Gigazineサイトでは日本語で詳細に説明されています。

カテゴリー: BostonMuseum

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