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Sadako Ogata

日本と世界の未来のために「小さな巨人、緒方貞子のことば」

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アフリカの各地にある難民キャンプには、「サダコオガタ」という名前の子どもがたくさんいると言われています。国際社会を舞台に最前線で奮闘をつづけ、いつからか「身長5フィート(約150cm)の巨人」と呼ばれるようになった緒方貞子さん。時には、重さ15kgの防弾チョッキに身を包み、どのような世界を願っていたのか。未来へ伝えたい、緒方貞子さんのことばをみつめます。JICAの退任挨拶で「この何とも言えない内向きの日本を直していってください。それは一つのお願いです」と述べています。

Sadako Ogata
World Economic Forum Annual Meeting 1993 – Sadako Ogata (緒方貞子) / Wikipedia

緒方貞子さんは日本人初、学者としても初の第8代国連難民高等弁務官に就任(1991年2月18日)。就任直後の湾岸戦争で、イラク国内にいた180万人のクルド人がイランやトルコの国境地帯に逃れました。トルコ政府が入国を認めなかったため、国境地帯にとどまることになりました。当時、UNHCRでは「国内避難民」の保護は直接的な任務ではなかったため支援を行うべきかが議論になりました。しかしながら緒方さんは人道的視点から、そして人命を守るため、彼らを保護し支援することを決断したのです。

この時、緒方さんは人道的見地からそれまでの難民保護の考え方を超え、新しい支援の枠組みを作り出したのです。

小さな巨人、緒方貞子のことば / JICA(YouTube)

2003年に国際協力機構(JICA)の初代理事長に就任、2012年3月31日に理事長を退任しています。JICA退任の挨拶で「一貫して申し上げたいのは、やはり現場を重視してほしいということ。」 「どんな所でも、積極的にやれることをやりながら、この何とも言えない内向きの日本を直していってください。それは一つのお願いです。」と述べています。

動画の最後に、100年後のみなさんへ ・・・・・

生涯を通して国際貢献に献身した緒方貞子氏


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