映画「ホテル・ルワンダ」が描いている80万人大虐殺

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ルワンダ虐殺(Rwandan Genocide)は、1994年にルワンダで発生したジェノサイド(大量虐殺)です。約100日間に、フツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって、多数のツチとフツ穏健派が殺害されました。映画「ホテル・ルワンダ」は、ルワンダ虐殺の中で1268人の人々をホテルにかくまい救った実話をもとに、大虐殺の残酷さやセンチメンタルな感情を描いたものではなく、たくましく生きる男の姿と家族への熱い愛情を描き、希望に溢れた作品になっています。

Hotel Rwanda (2004) / IMDb

当時のルワンダは、多数派のフツ族と少数派のツチ族の内戦(ルワンダ紛争)がようやく終結をみせたころ。ラジオのプロパガンダ放送では、フツ族の過激派が連日、対立を煽るような放送を続けていたが、主人公であるホテルの支配人ポールは楽観視していました。

妻の兄夫婦が、「やつらによる、ツチ族への虐殺が起こる」と警告にきても、本気で取り合うことはありませんでした。しかし、1994年4月6日、フツ族の大統領が暗殺された時から、その歴史に残る大悲劇は始まります。

虐殺にいたるまでの民族対立や、ルワンダの社会環境についても、冒頭で非常にわかりやすく説明されますので、映画を楽しむためには、何の予備知識も必要ではないそうです。

この映画自体が、「なるべく多くの人に虐殺の歴史を伝える」ことを第一目的に作られたものであると思われ、問題を理解しやすく、噛み砕くことに相当な力を注いでいるそうです。この映画は観ていないので、ぜひ観ようと思います。

ポール・ルセサバギナ(Paul Rusesabagina, 1954年6月 – )さんは、1268人の避難民を助けた行動から、国際的に賞賛され、「アフリカのシンドラー」とも呼ばれています。2005年に米国大統領自由勲章を受勲しています。映画では、ドン・チードルがルセサバギナ役を演じました。

フランスで5月16日、1994年ルワンダ虐殺に資金提供が疑われる実業家フェリシアン・カブガ容疑者が逮捕されました。

カブガ容疑者は、ツチ族及びフツ族穏健派80万人の虐殺に関与したとして、7件の虐殺・人道に対する犯罪について告発され、500万ドル(約5億3500万円)もの懸賞金を掛けられていました。それにもかかわらず、どうやってこれほどの長期にわたり発見されずに生き延びたのか。14人の治安当局者・外交官へのインタビューで明らかにしています。

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