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Yôgisha X no kenshin

東野圭吾さん逝く、日本文学と日本映画の名作「容疑者Xの献身」

7月23日、68歳で死去した作家の東野圭吾(1958年2月4日 – 2026年7月23日)さんは「ベストセラー製造機」との異名をとるほど、ヒット作を連発しました。作品数は100を超え、電子版を除いた国内累計発行部数は1億部を突破しています。海外でも人気が高く、41カ国・地域で翻訳出版されています。2006年「容疑者Xの献身」で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞(小説部門)を受賞しています。

Yôgisha X no kenshin
劇場版『容疑者Xの献身』

最も影響を受けた敬愛する作家・人物として松本清張さんと梶原一騎さんを挙げています。松本清張の著作はほとんど全て読み、梶原一騎が原作・原案を担当した「巨人の星」と「あしたのジョー」は常に手の届くところに置いてあると述べています。

7月27日、中国、台湾、韓国のメディアは、作家・東野圭吾さんの死去を相次いで速報しました。東野さんの作品は翻訳されて人気がありました。中国では国営通信新華社などが死去を速報。短文投稿サイト微博(ウェイボ)には「多数の良い作品を送り出してくれた」と感謝や哀悼の投稿が相次いでいます。中国メディアによると「容疑者Xの献身」「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は中国でも映画化されています。

「容疑者Xの献身」は天才物理学者・湯川学が、大学の同期でライバルと見なす天才数学者の殺人隠蔽トリックに挑む名作ミステリーです。

物語の核となる殺人隠蔽の謎は、トリック先行ではなく「天才数学者・石神ならどんな謎を作るか」という発想からスタートし、さらに湯川でも見抜けない「極めてシンプルだが難問が一気に超難問へ変わる謎」を模索しています。そのアイデアは約3か月の思索の末にひらめき、東野自身が「神様からのプレゼント」と語るほどのものとなっています。

1985年、「放課後」で第31回江戸川乱歩賞を受賞して小説家デビュー。1999年、「秘密」で日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞候補になって以降は、毎年のように作品が直木賞候補に挙がり、2006年に「容疑者Xの献身」で直木賞や本格ミステリ大賞を受賞します。下記は直木賞を受賞した時の会見です。

東野圭吾さんは、2023年第71回菊池寛賞を受賞しています。2023年12月、受賞の会見で北方謙三さんと、伊集院静さんとのエピソードを語っています。東野圭吾さんの人生観・・・“ドラマチックな生き方”とは? 非常に楽しい話です(^^)

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