グラフィックデザイナーのチップ・キッド(Chip Kidd)さんが、TED2012で一番可笑しかったと評判の講演で、表紙デザインの芸術と深い思索を披露しています。
本の表紙デザインを革新させたデザイナーとして、また、ジュラシックパークの恐竜ロゴなどのデザインでも知られるチップ・キッドさんが、ユーモア溢れる語りと仕草で観客の笑いを誘いながら、読者を惹き付ける表紙デザインの重要性を語っています。
日本作家の英訳版も手がけています。
手塚治虫さんの漫画「ブッダ」については、8巻で背表紙が完成するデザインをしています。また、村上春樹さんの「1Q84」については、本の内容を想像させるような斬新なデザインをしています(^^)

BUDDHA by Osamu Tezuka

1Q84 by Haruki Murakami
ニューヨークタイムズ紙のベストセラーリストに、初登場で2位にランクインしています。
私が、ここで iPad などの電子書籍には「活字インクの匂い」は無理だと講演したら、アップル担当者は「匂いプラグイン」の開発をするように電話しているのではと、会場を笑わせていました(^^)
チップ・キッド(Chip Kidd)さんの楽しい TED Talks です。
- Speakers Chip Kidd: Graphic designer(TED Speakers)
- Japanese translation by Yasushi Aoki. Reviewed by Wataru Narita.(日本語字幕を読む)