米 Quirky が倒産、スタートアップ企業の落とし穴

https://www.quirky.com/invent/launched

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Quirky(クワーキー)は、2009年6月にベン・クウフマン(Ben Kaufman)によって創業され、GE(General Electric)や大手ベンチャー・キャピタルなどから合計185万ドル(約222億円)の投資資金を調達していました。9月22日、Quirkyは、米国破産法第11条に基づく倒産手続処理の申請をしました。

Quirky(意味:一味違う、一風変わった)は、誰でも自分の商品アイデアを提案でき、コミュニティと改善しながら支持を集めて、商品化されればロイヤリティを得られることで人気を集めていました。
登録ユーザーは 113万人、400以上の商品が生み出されています。

クラウドベースで開発されたユニークなコンセプト商品も多く、ミリオンセラーも誕生していました。

Pawcet: Among its inventions, a drinking fountain for dogs.

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Quirkyの倒産の原因として、(1)収支構造の破綻(2)ブランド力・品質への信頼性の不足(3)商品化の過程でコミットする人が不在だった?」などを上げて詳しく解説している記事があります。
クラウドファンディングの「きびだんご」サイトのブログ記事をお勧めいたします。

Quirkyの魅力は、誰でも商品アイデアを提案でき、違った得意分野とアイデアを持ったコミュニティの人達と改良しながら商品開発が進められるクラウドソーシングにあったと思います。
アイデアから特許取得やデザイン、試作と量産化、小売での販売については、クラウドベースで効率的になったとしても製造販売会社のプロセスと同じだと思います。

Pivot Power: Flexible surge protector

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優れたアイデアでも、商品として量産し流通販売するには「個人のアイデアや能力」には限界があります。この限界を打破したロイヤリティを伴うクラウドベース商品開発の仕組みは成功したと思います。

ただし、クラウドベース商品開発がどのような商品分野にも適応できるのか? 多品種少量生産はどこまで可能か? 事業規模や商品リスク管理、ブランド化などの教訓も残したように思います。ある意味ベンチャー企業の宿命のように思います。

IoTの商品に進出した時には「Wink」という別ブランドで事業展開を行っていましたが、このWink事業については 1,500万ドルでFlextronics社が買収に名乗りを上げています。

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