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香港を代表した豪華絢爛な水上レストラン珍宝王国の末路

ジャンボキングダム(Jumbo Kingdom、漢名:珍宝王国)は、香港南区香港仔 zh:深湾にあった中華料理レストランで、香港でも珍しい水上レストランです。香港仔は「香港」の名前の起源になったと考えられ、明朝期の地図には「香港村」という地名が書かれています。今年6月20日、運営会社は南シナ海の西沙諸島近海で「沈没した」としていましたが、24日になって一転して「転覆した状態にある」が「沈んでいない」と発表しています。その行方が注目されています。

Jumbo Floating Restaurant / Facebook

1976年に開業した珍宝王国は、一度に2,000人以上の客を収容できる大型船で、いままで3,000万人以上が訪れています。エリザベス英女王や米俳優のトム・クルーズさんが来店したこともあり、日本人にも人気でした。2019年に入ってから、香港民主化デモの影響で観光客が激減し、2020年には新型コロナウイルスの大流行で改善の見通しが立たず、2020年3月3日より事実上の閉店状態でした。営業再開に向けた引き受け手が見つからず、今年6月14日に停泊していた香港南部の香港仔を離れ、非公開の場所(カンボジア)へ向けてえい航されていました。

フリージャーナリストの中島 恵さんは。「ジャンボの沈没のニュースは香港市民の間で「まるで香港の未来を暗示しているかのようだ」と衝撃が走ったが、ジャンボが香港を去るというニュースは、日本のネットニュースなどでも大きく報じられた。40代後半以上の日本人にとってジャンボは海外の一レストランでありながら、香港旅行の思い出と重なり、古きよき香港のノスタルジーに浸れる場所だと思う人が多いことも関係しているのだろう」と述べます。

中島 恵さんは、「タグボートにえい航されながら香港の海を去っていくその後ろ姿に香港の現状を重ね合わせ、一つの時代の終わりと寂しい気持ちを抱いた人は、香港のみならず、世界中にいたのではないだろうか」と述べています。

映画「007/黄金銃を持つ男」(The Man with the Golden Gun)は、1974年イーオン・プロダクションズ製作の「ジェームズ・ボンド」シリーズ第9作目でした。映画に同じ場所にあるもう1つの水上レストランであるシーパレスが登場します。

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