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黒澤 明(Akira Kurosawa)監督が映画でよく使う動き

サンフランシスコ在住の映画エッセイスト Tony Zhou(トニー・シュウ)氏により、セリフではなく、俳優の動作とカメラワークだけでストーリーを伝えた黒澤 明の手法が分析・解説されています。

映画のショットの良し悪しは、何で決まるのでしょう?

黒澤 明(1953年)/ Wikipedia
黒澤 明(1953年)/ Wikipedia

バランス? 誘導線? 黄金比? 色彩? 照明? 形?

どれも大切な要素ですが、私がまず注目するのは「動き」です。

黒澤はまるで映画監督のベートーベンだ。ベートーベンの音は誰だってすぐわかる。

黒澤は生涯に30本の映画を作りましたが、その全てが驚くべき「映画的な動き」に満ちています。黒澤がよく使う「動き」を見て行きましょう ・・・。

最後に黒澤映画は、どの作品のどのシーンをとっても、なにもかもが「動き」に満ちています。視覚的刺激こそが、観客の心を動かすんだ。そのために映画はある。さもなきゃ画面なんか消してラジオを聞いてりゃいい。

映画製作の教科書のようなビデオエッセイ Akira Kurosawa – Composing Movement(日本語字幕あり/8分24秒)です。素晴らしい分析と解説ですね(^^)

Can movement tell a story? Sure, if you’re as gifted as Akira Kurosawa. More than any other filmmaker, he had an innate understanding of movement and how to capture it onscreen. Join me today in studying the master, possibly the greatest composer of motion in film history.

1990年(平成2年)、米アカデミー名誉賞を受賞。ルーカスとスピルバーグが、「現役の世界最高の監督です。”映画とは何か”に答えた数少ない映画人の彼にこの賞を送ります」と紹介しています。

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