インホイールモーター(In-wheel Motor)を採用した電気自動車が、中国工場で生産を開始します。この駆動装置は電気自動車に最大限のパワーを与え、製造コストを減少させます。「Protean Electric」が、電気自動車の効率を最大化(30%の改善)します。
「インホイール・エレクトリック・ドライヴ」(In-Wheel Electric Drive)技術に基づいて、車輪の内側に入れた電気モーターから自動車に直接、推進力を与えます。
電気自動車の製造コストも減少させます。
機構の複雑さを最小限にして、外部ギア、トランスミッション、シャフト、ドライブシャフト、ディフェレンシャルギアのような伝統的な構成要素をなくすことができます。
この企業の会長兼CEOが、最初の現代的な電気自動車の父で、ゼネラルモーターズのためにEV-1を開発したボブ・パーセル(Bob Purcell)氏です。
米国と中国の投資家が気に入り、米ミシガン州にあるこの企業は、すでに8,400万ドルを獲得しています。
企業のサイトが伝えるところでは、最初のプロトタイプは数カ月以内に中国の溧陽で製造されるようです。
- Protean Electric News(Website)
地球環境を守るためにも、電力や自動車に限らず、環境負荷の軽減やエネルギー効率の改善は世界的な課題ですね。
- 電気自動車のモーターは車輪の中に(Wired.jp)
- 誰が電気自動車を殺したか?(Wikipedia)
- インホイールモータユニットの開発(NTN TECHNICAL REVIEW No.75(2007)論文 pdf)