ニューヨークの新しいワン・ワールド・トレード・センター駅(World Trade Center Transportation Hub)が3月3日にオープンしました。
オキュラス(Oculus)は、9.11メモリアルに隣接した公共建築として、さらに NYC地下鉄や鉄道のステーション・ハブとして、グランドセントラル駅のようなランドマーク機能が期待されています。
印象的な建築デザインは、建築家サンティアゴ・カラトラバ氏が担当しました。工事期間は10年以上、工事費用は総額約40億ドル(約4,500億円)に上っています。
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サンティアゴ・カラトラバ(Santiago Calatrava 1951年7月 -)氏は、スペイン出身の構造家・建築家です。空に映える白色と、構造計算を駆使して作り上げた骨や翼を組み合わせたようなフレームをトレードマークにしており、2004年アテネオリンピックスタジアムを手がけたほか、駅や橋を多数設計するなど世界各国で活躍しています。
オキュラス(Oculus)とはラテン語で眼(eye)の意味ですが、カラトバ氏の建築スタイルは「自然界から見つけ出した形や構造に基づいており、人間の体のようだ」とも評されます。自身は画家・彫刻家でもあり、建築の仕事は全ての芸術を一つに組み合わせたものだと述べています。
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屋根の中央、縦に伸びるガラス窓に、ワン・ワールド・トレード・センターが最上階まで一直線に見えるように設計されているようです。細長い瞳からWTCを見ているように・・・・・。
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- Santiago Calatrava(Website)