世界都市ストックホルムの街を走る1950年に開業した地下鉄(約110Km)は「世界一長い美術館」として、その美しいアート作品の写真をネットで見ることができます。
岩盤を掘りぬいて建設された地下鉄駅のゴツゴツとした壁面を利用したアートも多く、駅構内を現代アートのキャンパスにした美術館になっています。
それぞれの駅により、独創的な色彩とデザインは必見です。
長期計画で多くのアーティストが参加していますが、素晴らしい都市空間設計コンセプトですね(^^)
ストックホルム在住の写真家 Alexander Dragunov さんの写真集ではその美しい写真が観れます。
- Alexander Dragunov(Website)
- Tunnelbana: the Stockholm metro(By Alexander Dragunov)
ハロンバーゲン(Hallonbergen)駅では、一般の子どもが描いた「幼い絵画」が壁面や通路に描かれ、「石蹴り」遊びの絵柄などもホームにあります(^^)
これを幼稚な落書きと見るか、子どもの想像力を育むアートと解釈するかは、私たち大人の感性も試されているようです。
参加した子どもの数は分かりませんが、永遠に自分の絵がある地下鉄駅は素敵ですよね(^^)
- Stockholm / Nenyaki(Flickr)ハロンバーゲン駅含む
ストックホルム地下鉄(Stockholm Metro)をGoogleで検索すると、路線図や電車などの写真も見れます。一度は行きたくなります。
ストックホルム交通局のサイトに「アートガイド」があります。地下ばかりではなく地上駅にも「パブリックアート」が数多く設置されています。地上のアートは「周囲と調和」もありますが、駅構内などの狭空間では、日常とは違う個性的な感性に触れることは創造力を高め素敵なことです(^^)
日本は、創造力やコンテンツ/デザイン制作のグローバル展開が必須です。特に地下鉄などの公共施設や空間は、大胆にパブリックアートの独創性を追求しても良いと思いますが・・・。
- sl.se (覚えやすいドメインです。)
- Public art for public transport(アートガイド)
- Art in the Stockholm Metro(pdf2.3MB)