スミソニアン博物館(Smithsonian Museum)は、スミソニアン学術協会が運営する21の博物館と国立動物園、9つの研究センターなどの施設群であり、多くはワシントンD.C.の中心部にあるナショナル・モールに設けられています。2020年に約280万点のデジタル・コレクション画像やデータが、自由に利用できる「Smithsonian Open Access」を公開しています。現在さらに追加され440万点を超えるフリーアクセス(CC0)のデジタル・コレクションに拡大しています。
- Smithsonian Open Access(Website) #SmithsonianOpenAccess
この飛行機は、1932年に女性として初めて大西洋単独横断飛行を成し遂げたアメリア・イアハート(Amelia Earhart、1897年7月 – 1937年7月)さんの愛機ロッキード・ベガ(Lockheed Vega 5B)です。美しいですね(^^)
スミソニアン協会は、1846年に英国人のジェームズ・スミソン(James Smithson, 1765~1829年)の資金により、「スミソニアン研究所の名の下に、知識の増加と普及のための施設」として設立されています。いまのスミソニアンには21の博物館とギャラリー、国立動物園、研究センターなどがあります。
2021年度末の博物館には、1億5,710万点のオブジェクトと標本があり、そのうち3,500万点のコレクションがデジタル化されています。2022年6月8日に国立自然史博物館(NMNH)が所蔵している国立植物標本館コレクション(NMNH Botany Collections)については、「デジタル化の完了」という重要なマイルストーンを発表しています。スミソニアンでは所蔵コレクションのデジタイズを加速させています。
- The Digitization Program Office(DPO)(Website)
- National Collections(Smithsonian) 所蔵コレクション数/デジタイズ統計
スミソニアンの3,500万点のデジタル・コレクションのうち、440万点を超える 2Dおよび3Dデジタルアイテムを「いかなる権利も保有しない(No Rights Reserved):CC0」としてオンライン公開しています。「CC0」の公開コレクションは自由にダウンロードして、機能を追加し、拡張し、編集して再利用することができます。
- Smithsonian Open Access: Create. Imagine. Discover.
- Our Shared Future Vision(Smithsonian 2027)
2026年までに、スミソニアン博物館はすべてのコレクションとデータをデジタル化した、「仮想博物館」の概念を実現します。スミソニアンが構築しているデジタル空間では、すべての家庭、教室、コミュニティが「共有知識」にアクセスし、これを使用して私たちの生活と未来をより良くすることを目指しています。
- Open Access Remix(Smithsonian)
スミソニアンは、「アーティスト、イノベーター、教育関係者、エンジニア、学生など、”Smithsonian Open Access”で何が可能になるかを示すコンテンツやプログラムを作成してくれたコラボレーターに感謝します」として紹介しています。
- スミソニアン サイト内検索(Nobuyuki Kokai)