2月26日、女子テニスのマリア・シャラポワ(32歳)さんは、雑誌「ヴォーグ」と「ヴァニティ・フェア」に寄せた記事で現役引退を発表しました。
ロシア人のシャラポワさんは4大大会で通算5勝、2012年の全仏オープンに初優勝して、史上10人目のキャリアグランドスラムを達成しています。直近では2014年に全仏オープンで2度目の優勝を果たしていました。
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- 「テニスよ、さようなら」 シャラポワ、引退を表明(2/26 AFPBB News)
1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の影響により、ベラルーシのホメリに居を構えていた両親(出生前当時、妊娠4ヶ月)がロシア・西シベリアにあるニャガンへ移住を決意し同地で出生しました。マリアは4歳の時からテニスを始め、6歳の頃マルチナ・ナブラチロワに才能を見出され、米フロリダ州のニック・ボロテリー・テニスアカデミーへの入学を勧められます。英語が話せませんが、7歳の頃父親とともに渡米しました。
現在32歳のシャラポワさんは、17歳の時にウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)制覇を果たし、実力と華を兼ね備えたロシアの妖精として世界にその名を知られるようになりました。
シャラポワさんは、「28年間、そして5度のグランドスラムを経ましたが、私はもう一つの山に上る──つまり、異なる分野で競っていく用意があります」と語っています。