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デザインの意図(Google Icon)と人間の感覚

Googleは、17年ぶりに会社ロゴを新しいものに変更するコーポレートアイデンティティーのリニューアルをしました。Googleロゴに関しては、IT企業らしいポップな感じのもので評判は良いのですが、同時に発表となった「G」のマークのアイコンについてはデザイナーの間からは見ていると不安な感じがするなど、一部では悪い評判が立っているそうです。

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Google’s new single-G logo bothers me / mboffin(imgur)

どことなく不安な感じがするという人の理由(原因)がアニメーション/ mboffin(imgur)で説明されています。このGのマークは、パイチャート(円グラフ)のように、円が青、緑、黄、赤で分けられていますが、それぞれのパイの切目は円の中心には向いていません。

人間は「自然の法則」に反する不安定(不規則)なものを見ると、心が動揺して不安感を覚えます。個人差もありますが、視覚的な不安感の指摘にはなるほどと思います(^^)

またピザやデコレーションケーキなど、普段見慣れている「円形物」を切り分ける場合は、必ず中心を通りますので「自然の法則」のようにもなっています。

「円」に注目せずに「水平」に注目すると、私には新デザイン(Google Icon)が水平感覚を覚えます。(下記の動画参照)

Google favicon 2015
Google favicon 2015

人の感覚は非常に鋭く、経験則や常識にも大きく影響されていることを感じます。画家ピカソの先進性をあらためて思いますが、さらに現代アートには、もっと難解な作品もありますが・・(^^)

2020年東京オリンピック/パラリンピックのエンブレムについて「盗作疑惑」や「似ている似ていない」の議論が巻き起こり、遅い決断でしたが撤回することになりました。

STAP細胞疑惑」と本質的に似ている体質や権威構造を感じてしまいます。

21世紀の世界が追求する最大の価値。それは、オリジナリティ(Originality=独創性)とクリエイティビリティ(‎Creativity=創造力)です。日本の世界競争力を上げるためには、教育や経済など、すべての分野で価値シフトが必要だと思います。

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