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フォルクスワーゲンの「部品番号199 398 500 A」は美味しい!

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(ドイツ語: Volkswagen)の本社工場で製造されている「部品番号199 398 500 A」は、ドイツの伝統的なカリーヴルスト(Currywurst)と呼ばれる種類のソーセージです。人口の少ない田園地帯の工場には農場が併設され、1950年から雇用された肉屋さんがさまざまなソーセージを製造、1973年からは社員食堂で提供されています。このソーセージは純正部品なので部品番号で注文することができます(^^)

1973: In der VW-eigenen Schlachterei im Volkswagenwerk Wolfsburg wird die VW-Currywurst hergestellt. / Wikipedia

フォルクスワーゲンの工場は、1937年からヴォルフスブルク城近くの田園地帯で人口の少ない地域に建設されました。1945年以降は、主に兵器工場として使用されていたのですが解体は回避されました。フォルクスワーゲンでの自社食品生産は早くから始まり、工場はこの目的のために独自の農場を併設していました。

フォルクスワーゲン・カリーヴルスト(Volkswagen Currywurst)は1973年から製造されています。当時、フォルクスワーゲンはまだソーセージ自体に必要な豚の肥育肉を生産しています。また、2018年の夏までケチャップはKraft(モンデリーズ・インターナショナル)によって製造されていましたが、それ以降はトマト・ペーストの含有量を増やし、砂糖の含有量を減らした Develeyによって製造されています。

VW-Currywurst in zwei Varianten mit dazugehörigem Ketchup in einem Supermarkt. / Wikipedia

現在は主に社員食堂用に消費されますが、地元VfLヴォルフスブルクのサッカースタジアムや、フォルクスワーゲンの自動車テーマパーク「アウトシュタット」でも食べられます。また、ドイツ国内最大のスーパーマーケット、エデカなどが取り扱うほか、ドイツ国外にも11カ国に輸出されているそうです。

気になる味は、おいしい! 謳われていた通り、脂肪分が少なく、見た目以上にさっぱりとした印象。ボックヴルスト自体のスパイスが効いていて、燻製の香りもほのかに漂います。ケチャップは甘めの味付けで、ボックヴルストのスパイシーな風味とベストマッチ。カレー粉との相乗効果で、これは手が止まらない!(守屋 健さんの記事参照)

アウトシュタットで提供されているフォルクスワーゲン・カリーヴルスト / Wikipedia

2015年と2017年には年間の販売数(720万個)が自動車生産台数を超える人気商品になりました。このソーセージは公式に宣言された純正部品であるため、認可されたVWディーラーは、VW注文システムで「部品番号 199 398 500 A」を介してソーセージを注文できます。また、カレーケチャップは、「部品番号 199 398 500 B」になっており、同じ方法で入手できます。

フォルクスワーゲン純正部品:フォルクスワーゲン カリーヴルスト / Wikipedia

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