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ブレーメンの市庁舎とローラント像

世界遺産となっているドイツのブレーメン市庁舎と聖ペトリ大聖堂です。旧市庁舎が建てられたのは1405年から1409年、ゴシック建築(Brick Gothic)の重要な建造物です。この市庁舎で中世から自由都市ブレーメンとして、自治のルールが決められてきました。

2006-04-15 Bremen 020 Marktplatz, Roland / Allie_Caulfield

ブレーメン市の60%以上が灰燼と帰した第二次世界大戦中の爆撃では、市民たちは市庁舎の外壁を囲いによって覆い、戦火から守り抜いたのです。

ブレーメン市民にとって、何があっても守るべき「市民自治の象徴」だったのです。

世界遺産で「現役の市庁舎」いいですね(^^)

市庁舎の前に建っているローラント像は、1404年に立てられ、ブレーメンの自治都市としての尊厳を象徴するもので、当初は木像でしたが、ブレーメン大司教の手によって放火され、消失した後に石造で再建されています。

第二次世界大戦時には、ローラント像は、市民の手で築かれた煉瓦製のシェルターによって保護されていたそうです。ローラント像の盾には「我 民に示したるは自由なり “I show you freedom” 」という言葉が記されているそうです。

Bremen Town hall / motiqua

世界では多くの国家・宗教・民族・南北対立や、権益をめぐる紛争があり、日本と中国の間では先鋭化したナショナリズムを意識させられる出来事も・・・・。

--ナショナリズムが高揚した19世紀においては、国家は自由意志を持つ個人が構成員であることを前提としていたが、20世紀前半に大衆社会へと突入すると、権威に盲従する大衆も出現する中で、ファシズム政権が彼らを妄信的に政府主義(Statism)へと駆り立てさせた。

そして、ときには国家の構成員である国民一人ひとりの権利を抑圧することすらも受容されていくことになった--(Wikipedia)

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