7月14日、米ミシガン州で刑事事件の容疑者として指名手配されていた William Wilcoxという男が、地元の警察署に潜んでいるところを警察官に見つかり、逮捕されていたことが判りました。
男は警察の取り調べに対して、「Pokemon Goのジムが警察署内にあったため、やむなく警察署に入り込んだ」と、訳の分からない供述をしているそうです。
警察では、この容疑者に関して、「警察署に入り込んでも逮捕されないとでも思い込んでしまったのではないか」と地元放送局の取材に応じてコメントしています。
警察はまた、容疑者は警察署内で警官に見つかって、その場で逮捕されると、Pokemon Goのプレーの中断を余儀なくされたため、非常に逆上したともコメントしています。
ポケモンGOは、現実世界を舞台に歩きながら操作し、街中に隠れている「ポケモンのキャラクター」を探し出して遊ぶゲームです。先週の配信開始以降、ダウンロード数は700万を突破して、無料アプリとして圧倒的な人気を集めています。
しかし、反発も強まっており、アーリントン国立墓地などは立ち入りの自粛を呼び掛けているほか、ホロコースト博物館はゲームの遊び場にしないように要請しています。ポケストップのロケーションを見直す議論も始まっています。
また、全米各地でキャラクター探しに熱中したプレーヤーが、薄暗い露地や危険な場所に入り込み、犯罪者に狙われる事態も招いています。メリーランド州カレッジパークでは、プレー中の大学生が武装した強盗に襲われる事件が発生。カリフォルニア州アンテロープでは、男性2人が銃を持った強盗に襲われ、車を奪われてしまいました。
- 指名手配の犯人、米国で警察署に侵入して逮捕・Pokemon Goのジムが警察署内にあったため(Business Newsline)
- Man playing Pokemon Go wanders into police station, arrested on outstanding warrant(wxyz.com) WXYZ-TV
- ポケモンGO、世界約200市場で展開、地方創生も(Nobuyuki Kokai)