滑走路がいらず、空気抵抗が小さいので騒音も少なく、エネルギー効率も良い垂直離着陸機(VTOL機)が注目されています。
ドイツのスタートアップ Lilium Jetが、世界初となる電動ジェット垂直離着陸機(VTOL機)のテスト飛行に成功しました。
機体の翼に合計36(前12/後24)個の電動ジェットエンジンを搭載して、時速300Kmで航続距離300Kmを飛行できます。
このプロトタイプ機は2人乗りですが、オンデマンドの5人乗りエアタクシーも設計しています。
空飛ぶタクシーとして、オンデマンドで自動操縦運行を目指していますが、大都市圏の高速移動に限らず、過疎地の移動手段として最適な移動形式だと思います。
世界各国でも垂直離着陸タイプの移動手段を模索しています。
米国では DARPAで VTOL機の開発を推進しています。ドローン方式ですが、ドバイで自動操縦のドローン・タクシーを導入して、この夏にも試験運行が始まります。
日本のJAXA(航空技術)では、4発ティルト・ウィングVTOL機の飛行実験をしていますが、タクシー用途の小型垂直離着陸機(VTOL機)の開発を急いでほしいと思います。
- The Lilium Jet News(Website) 5人乗りエアタクシーなど、機体デザインの変遷
- Electric Jet Engines(Lilium Jet) 電動ジェットエンジンなどテクノロジーを説明
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