国連と米コロンビア大学が設立した「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」と、同大学地球研究所は最新の「世界幸福度報告書2016」を発表しました。幸福度は、社会をより健康に、より効率的にする手段として、幸せの質を数値化したものです。
この幸福度ランキングは2012年に開始され、2016年で4回目となります。157カ国を対象に、一人当たりの国内総生産(GDP)、社会的支援、健康寿命、社会的自由、寛容さ、汚職の無さなど、6要素を手掛かりに幸福度を調査しています。
2015年、スイス、アイスランドに次いで3位だったデンマークが1位となり、以下10位までは、スイス、アイスランド、ノルウェー、フィンランド、カナダ、オランダ、ニュージーランド、オーストラリア、スウェーデンとなりました。
米国は13位、ドイツは16位、英国23位、フランス32位、イタリア50位、そして日本は53位でした。
世界で最も人口の多い中国は83位、最も大きい民主主義国のインドは118位になっています。
日本に関しては、東日本大震災といった外的ショックがあっても、社会的な支援や人々の結束によって幸福度を維持できていますが、2012年40位、2013年43位、2015年は46位、そして、2016年は53位と年々低下しています。
先進7カ国(G7)で最下位、日本の幸福度はあまりにも低いと思います。
- World Happiness Report(Website)
- World Happiness Report 2016 Update(2.2MB/pdf : worldhappiness.report)
- World Happiness Report(en:Wikipedia) 2016 ranking / HTML
- 「幸福度ランキング」、デンマークがスイス抜き首位に=調査(ロイター通信)