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人間の運転手がいない車に乗るのはためらいますか?

自律走行車業界の先頭を走る Waymo(ウェイモ)は、2020年10月から実走行性能に関するデータの公開を始めています。そして、一般の利用者が撮影した動画もYouTubeで公開され、楽しそうな体験談も語っています。2018年12月に米アリゾナ州で無人運転タクシー・サービス(Waymo One)を公式に開始してから2年あまり、完全自動運転による無人タクシーの商用化も見えてきました。

Jesse J Boyd(Facebook)

最近、米アリゾナ州のフェニックスに引越してきたジェシー・ボイド(Jesse J Boyd)さんは、新しいことを試すのが大好きと言います。ルームメイトから聞き、ウォールマートに行くのに初の無人タクシーの予約利用でしたが、動画配信しながら友達全員に電話をかけて楽しかったそうです。

乗車した Waymoの前にバスが停車したとき、Waymoが減速して安全に追い越したときは感動したそうです。ほとんどの人は、運転席に人間の運転手がいない車に乗るのはためらいます。Facebookには「怖い」というコメントもありましたが、ジェシーさんは、ずっと笑顔で素晴らしい経験と語っています。

米アリゾナ州に住むジョエル・ジョンソン(Joel Johnson)さんは、順番待ちで無人タクシーサービス(Waymo One)を利用できない多数の人々(友人、業界関係者、YouTuberなど)に、自分のゲストとして同乗させてきたそうです。

無人タクシーに同乗した誰もが、「Waymoによる自律走行車を信頼しています」「スムーズなので、コンピュータだけで運転していることを忘れてしまうほどです」と言います。

走行中に「ブレーキと加速の仕方がとてもうまくて、気づかないぐらいですね」と同乗者の一人が言います。ジェイソンさんは、2019年半ばから自律走行車に乗ってきて、対向車がいる状況での左折などや、歩行者への対応と改善など、大きな進歩を実感しているそうです。

Waymoは、最近まで実走行データを非公開にしていたことから、一般には同社の技術を評価することが困難でした。そして2020年10月、Waymoは自社車両の実走行性能に関するデータを公開し、透明性を高める大きな一歩を踏み出しました。これからビジネスの採算がとれるスピードで規模を拡大することは可能かどうかを問われています。

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