英国を拠点としたコメディ野生動物写真賞(Comedy Wildlife Photo Awards)は、思わず笑ってしまう野生動物写真を紹介すると同時に、私たちの周囲の野生動物が直面する脅威に注意を喚起するコンテストです。12月10日、同写真賞の10年の歴史で最多となる9,000点の応募作品の中から、2024年の「コメディ野生動物写真賞」の大賞(総合優勝)と9部門の部門賞を発表しました。大賞はミルコ・マルケッティ(Milko Marchetti)氏の「ハマったリス」でした(笑)
- 2024 Gallery of Winners and Finalists(Comedy Wildlife)
- Gallery of Winners and Finalists(Comedy Wildlife)
2016年から2024年までのファイナリストと受賞者
Overall Winner 2024
2024年のニコン・コメディー野生動物写真賞の大賞「ハマったリス」は、キタリスが木の幹の隠れ家に足を直角に伸ばして入る瞬間をとらえています。マルケッティ氏は「切り倒された古い木に穴があいていて(古いキツツキの巣)、ここには時々リスが好奇心から空洞を調べにやってきます。木の穴に半分ほどハマっているように見えるリスの奇妙な姿勢に惹かれました」と述べています(笑)
Fish and Other Aquatic Species Award
いつもは魚は狩られ役です。プシェミスワフ・ヤクプチク(Przemyslaw Jakubczyk)さんは、「イライラしていた魚は、ハクトウワシを狩ってストレスを解消する必要があります」とコメントしています(笑)
Nikon Junior Category (Under 16) Award
16歳のサルタク・ランガナダン(Sarthak Ranganadhan)さんは、「私たちの親はいつも、私たち子供を困らせる方法を見つける。隣で小さな子供が目をつぶってニヤニヤしているのは実に微笑ましい光景だった」と語っています(笑)
Amazing Internet Portfolio Award
リスの「ロックスター」の写真4枚にポートフォリオ部門賞が贈られましたが、フリン・タイタヌンデ・ロブ(Flynn Thaitanunde-Lobb)さんは10歳。史上最年少の部門優勝者となっています。ロブさんは、「リスが庭にやって来て、長い棒で遊び始めました。リスは素早く動き、あちこちに走り回り、空中に飛び上がったり、芝生の上を転がったりしていました。私は写真を撮りまくりました。このリスは音楽に合わせて踊り、コツをつかんでいるようでした」と語っています(笑)
Nikon Young Photographer Category (Under 25)
キングストン・タム(Kingston Tam)さんは「私の写真の目標は、うろこや湿った友達に注目を集め、ふわふわした動物だけがかわいくて美しいわけではないことを示すことです。最終的には、私の作品がこれらの素晴らしい爬虫類や両生類の保護意識を高めることができればと思っています。それが私がやっていることを続けるモチベーションになっています。この賞は、これまでで最大の写真撮影の成果です」と述べています。