フランスの鬼才ヤン・クーネン監督が、初のフル3DCGアニメーション映画「Windwalkers: Chronicles of the 34th Horde」を、日本の映像制作会社デジタル・フロンティアと共同で製作することを発表しました。
原作は、2004年にフランスで発売されるや批評家に絶賛され、2006年のthe Grand Prix de L’Imaginaireを受賞したアラン・ダマジオの小説 「La Horde du Contrevent」です。
日本映画・アニメやコンテンツ産業は、政府の成長戦略でも海外展開の重要性が言われ、共同製作はそのための有力な手段ですが、必ずしもその数は多くないのが現状です。
開発拠点のアジア拡大などを進めるデジタルフロンティアは、新たな海外展開にフランスとのアニメーションの共同製作を選びました。フル3DCG映画=3D(立体)映画です。製作予算は 1800万ユーロ(約18億5千万円)が見込まれ、2015年の公開予定です。
フランスは、ゲームや映画、デザイン、モバイルなどを「デジタルコンテンツ産業」として強力に推進していて、各種イベントや投資ファンド、コンテンツ教育機関なども支援しています。
第65回カンヌ映画祭でも長編23本、短編7本が、CNCの共同製作/投資資金の支援を受けて上映されています。
- 23 longs métrages et 7 courts métrages au Festival de Cannes (16 au 26 mai 2012), soutenus par le CNC
- フランス DailyMotion Esma Movie が面白い!(Nobuyuki Kokai)
日仏共同製作をするのは、下記の4社/組織/団体です。
- Forge Animation(デジタルコンテンツ制作会社/フランス)
- Digital Frontier(デジタル・フロンティア/日本)
- CNC(デジタルコンテンツ制作支援機構/フランス)
- Shibuya Productions(シブヤ・インターナショナル)
関連リリースとデジタル・フロンティア記事です。
- デジタルフロンティア 日仏共同製作発表 ヤン・クーネン監督「Windwalkers」(アニメ!アニメ!Anime Anime)
- アジア最大規模のモーションキャプチャースタジオ(Nobuyuki Kokai)