2013年10月25日、ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(World Economic Forum)は、2013年版の「世界男女格差指数」を発表しました。その概要は以下の通りです。
1、アジア・太平洋地域の男女の経済的格差の縮小は 56%にとどまり、中近東および北アフリカ諸国を除く世界全地域と比較すると遅れが見られます。
2、フィリピンはアジア・太平洋地域で最も男女格差解消の取り組みが進んでおり、世界全体でも第 5位。一方、中国は 69位、日本 105位、韓国は 111位です。
3、男女格差の小さい国は、アイスランドが第1位、次いでフィンランド、ノルウェー、スウェーデンの順です。
日本は調査対象となった136カ国中で第105位、前回(101位)よりも順位を4つ下げ、先進国で最低水準です。
今年は、女性議員が減少したことにより(118位)、経済活動への参加と機会(104位)でのスコア向上が目立たなくなったことが主な原因となっています。
原因はともかく 100位以下の日本の男女格差指数は、とても先進国のレベルではありません。
- WEF Press releases(日本語版 / pdf)
- 報告書(WEF日本語版)
The Global Gender Gap Index seeks to measure one important aspect of gender equality: the relative gaps between women and men, across a large set of countries and across the four key areas of health, education, economy and politics.
- The Global Gender Gap Report 2013(Report Reader) リーダー/pdf