安倍首相は、5月5日の記者会見で「次の世代を担う子供たちのために、より良い世界を築く。これは、政治家たる者の共通の務めであります。そして、世界中のどの国のリーダーもその決意は変わらない、と信じます」そして、「日本の伊勢志摩で開催するG7サミットは、その『決意』を『行動』へと移す。世界が直面する様々な課題に、力を合わせて立ち向かう。その大きな一歩を踏み出す場にしたいと考えています。
自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的な価値を共有し、世界の平和と繁栄を牽引してきたG7には、その大きな責任があります」と述べています。
ジャーナリストの冷泉彰彦さんが、「あらためて安倍首相の真珠湾献花、具体的にはオバマ大統領の広島訪問の3日後に当たる5月30日の『メモリアルデー(戦没者追悼記念日)』に、ハワイ州オアフ島の真珠湾に眠る『戦艦アリゾナ』への献花を実現すべき」と強く提案しています。
ジャーナリスト松尾文夫氏の提唱している「相互献花外交」を実現しようということですが、私も戦後70年を経て、オバマ大統領の「大きな決意」と同じく、次の世代のためにも安倍首相は決断すべき時期だと思います。
- 太平洋を渡った禎子の鶴 ‐広島からオアフ島パールハーバーへ(投稿 Akiko / Myハワイ)
Myハワイ(ハワイ歩き方)編集長の明子さんの投稿には、2013年9月21日(土)国際平和デーに、広島平和記念公園内にある「原爆の子の像」のモデル佐々木禎子さんの「折った鶴の一羽」が寄贈され、パールハーバーに展示される除幕式の記事があります。「禎子の鶴」は平和のシンボル的存在としてハワイでも知られています。
- 終戦記念日にパールハーバーを訪れて…(投稿 Eriko / Myハワイ)
2014年の終戦記念日の8月15日(ハワイ時間、日本では終戦記念の翌日)に、パールハーバー米海軍基地(真珠湾)で、パールハーバー・ガイドツアーに参加する機会に恵まれた Erikoさんは、「パールハーバーを訪れる日本人の観光客は比較的少ないと聞きます。私たちの今回のツアーの時もほとんどみかけませんでした。 私は日本人として、アメリカ人にももっと広島や長崎の原爆資料館を訪れて欲しいとも思うのと同じに、日本の人たちももっとパールハーバーを訪れて欲しいと思っています。アメリカの学校で原爆のことについて詳しく語らないように日本でも同じことが言えるでしょう。過去から目を背けるのではなく自分たちの国が戦った歴史を深く知ることも、戦争の起こらない平和な世界作りに必要なのではないでしょうか?」と投稿しています。
- G7伊勢志摩サミット(首相官邸)
- 安倍首相の真珠湾献花、その意義を考える(冷泉彰彦 / Newsweek)