東京電力福島第一原発の事故現場に、ようやく国産ロボットが投入される。日本のロボットは「実戦経験がない」と信用されず、まず現場に入ったのは米国製だった。「ロボット王国・日本」の威信回復なるか。(asahi.comから)
2009年のロボカップレスキュー世界大会では運動性能部門とアームの性能部門で優勝した。米国の模擬災害現場で実験した際、がれきの走行や階段や坂を上る性能などで米国製を圧倒したという。
「日本は実績がないから、東電は外国製を使いたがる。」東京工業大の広瀬茂男教授は嘆く。欧米のロボットは戦場での経験があり、核戦争を前提にした試験も受けているとされる。
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Quince(クインス)は、RNE災害(化学(Chemical)、生物(Biological)、放射性物質(Radiological)、核(Nuclear)、爆発物(Explosive))の際に,消防等の隊員に代わって現場に進入し,状況調査を行うロボットです。
千葉工業大学のほか、国際レスキューシステム研究機構、東北大学を中心とするグループが開発を行っています。