10歳のおてんば少女ワジダは、男の子の友達アブダラと自転車競走がしたいのに、お母さんは男の子と遊ぶことも、自転車を買うことにもいい顔をしない。
ワジダの住む世界には、女の子がしてはいけないことが沢山あるのだ。
ある日、綺麗な緑色の自転車を見て、どうしても欲しくなったワジダは、自分でお金を貯めていつか手に入れることを誓う・・・。
女性の一人歩きや、車の運転を禁じるサウジアラビア。
映画は、この国で少女が直面する、女性として生きることの厳しさを直視しつつ、それでも前向きに生きる少女ワジダの日常をストレートに映し出しています。
ヴェネチア国際映画祭インターフィルム賞、ロッテルダム国際映画祭批評家連盟賞などを受賞、世界中の拍手に包まれた本作は、2014年アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表にも選出されています。
監督は、サウジアラビア初の女性監督となったハイファ・アル・マンスール(Haïfaa Al-Mansour)さんです。監督の略歴と、「映画監督としての自分の声を、衝撃を与えることなく届けたい」とするインタビュー記事を下記サイトでご覧下さい。
- 型破りな女性監督「もう一つのサウジアラビア」の声を届けたい(イスラ・バハト, swissinfo.ch)
- 映画「少女は自転車にのって」(公式サイト)札幌は2/22(土)よりシアターキノ
- 少女は自転車にのって(Facebook)
- Wadjda(IMDb)Ratings: 7.8