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kamui uta

知里幸恵さんの生涯を描く 映画「カムイのうた」

私たちを知って下さる多くの方に読んでいただく事が出来ますならば、私は、私たちの同族祖先と共にほんとうに無限の喜び、無上の幸福に存じます。(知里幸恵アイヌ神謡集」から)
映画「カムイのうた」は、アイヌ民族が口頭伝承してきた叙事詩ユーカラを「アイヌ神謡集」として日本語訳した知里幸恵の生涯を描いています。11月23日(木・祝)より北海道から先行上映を開始します。また、2024年1月26日より東京での上映も決定しました。

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【予告編】映画『カムイのうた』《2023年11月23日北海道劇場公開》

学業優秀な北里テル(吉田美月喜)は女学校への進学を希望し、優秀な成績を残すのですが、アイヌというだけで結果は不合格になります。その後、大正6年(1917年)にアイヌとして初めて女子職業学校に入学しましたが、土人と呼ばれ理不尽な差別といじめを受けます。
ある日、東京から列車を乗り継ぎアイヌ語研究の第一人者である兼田教授(加藤雅也)がテルの叔母イヌイェマツ(島田歌穂)を訊ねてやって来ます。アイヌの叙事詩であるユーカラを聞きにきたのです。

叔母のユーカラに熱心に耳を傾ける教授が言います。「アイヌ民族であることを誇りに思ってください。あなた方は世界に類をみない唯一無二の民族です。」

【予告編】映画『カムイのうた』《2023年11月23日北海道劇場公開》

教授の言葉に強く心を打たれたテルは、やがて教授の強い勧めでユーカラを文字で残すことに没頭していきます。そして、アイヌ語を日本語に翻訳していく出来栄えの素晴らしさから、教授のいる東京で本格的に頑張ることになります。

同じアイヌの青年・一三四(望月歩)と叔母に見送られ東京へと向かうテルだったのですが、この時、再び北海道の地を踏むことが叶わない運命であることを知る由もありません・・・。

監督・脚本は北海道長沼町出身の菅原浩志さん。写真文化首都「写真の町」北海道東川町が製作協力しています。

知里幸恵さん没後100年「知里幸恵 銀のしずく記念館」


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