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航空機内組立作業ヒューマノイドロボットの研究開発(CNRS-AIST-AIRBUS)

2月12日、フランス国立科学研究センター(CNRS)は、エアバス(Airbus Group)と共同で、航空機生産現場でのヒューマノイド型ロボットの導入試験を開始したことを発表しました。

©Joint Robotics Laboratory (CNRS/AIST)/AIRBUS SAS 2015/CNRS-AIST
©Joint Robotics Laboratory (CNRS/AIST)/AIRBUS SAS 2015/CNRS-AIST

航空機生産過程は、高度な部品化が進行するところになっており、主翼、胴体、尾翼などに分かれて製造された部品は、最終的には一箇所に集められて、組み立てが行われることとなります。

この最終組み立ての工程は、非常に繊細な作業を要するため、これまでは人間による熟練労働者に頼ってきました。

航空機の最終組み立て工程の現場に、人間と同じ姿と形をし、人間同様に繊細な作業を行うことを可能にしたヒューマノイド型ロボットを導入することで、これまでの人間による熟練労働者に頼ってきた現場の効率性改善を目指しています。

Project partners at the official signing ceremony and project launch at the AIST campus in Tsukuba. Japan: From left to right, Satoshi Sekiguchi, AIST; Sébastien Remy, AGI; Jean-Yves Marzin, CNRS-INSIS. © AIST
Project partners at the official signing ceremony and project launch at the AIST campus in Tsukuba. Japan: From left to right, Satoshi Sekiguchi, AIST; Sébastien Remy, AGI; Jean-Yves Marzin, CNRS-INSIS. © AIST

日本の産総研(AIST)とCNRSが強みを持つ「多点接触動作計画」と、ヒューマノイドロボット「全身制御技術」を活用して、航空機内の難姿勢・繰り返し作業を実行するヒューマノイドロボット全身作業技術の開発に着手します。

今回の(Joint Research Project:JRP)は、Airbus Groupが日本の機関と初めて行う本格的なロボット工学に関する共同研究です。2月12日(金)に産総研つくばセンターにて調印式を行いました。

実際に導入を予定しているヒューマノイド型ロボットに関しては、日本の Kawada Robotics(カワダロボティクス)が製造販売を行っているHRP-2とHRP-4を使用することを予定しています。

MCP-Compilation from CNRS News on Vimeo.

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