コンテンツへスキップ
El Niño coming fast

秋冬には地球規模で異常気象をもたらすスーパーエルニーニョ現象へ!?

  • Media

スーパーエルニーニョ現象とは、通常のエルニーニョよりも規模が大きく、太平洋赤道域東部の海面水温が平年より2度以上高くなる場合に分類される非常に強力な気候現象です。発生頻度は低いものの地球規模で干ばつ・洪水・森林火災などの異常気象を引き起こします。太平洋でエルニーニョ現象が予想以上に急速に進行しており、秋から冬にかけて強力な「スーパーエルニーニョ」となる可能性が高まっていると、5月14日に米海洋大気局(NOAA)気候予測センターが発表しました。

El Niño coming fast
El Niño coming fast, and odds rise it will be historically strong / NOAA/CNN

エルニーニョ現象は、熱帯太平洋の海水温が上昇し、大気全体の風のパターンに変化をもたらすことで発生する自然の気候サイクルです。この現象は世界中の気象に波及効果をもたらします。

世界各地で干ばつや熱波が発生し、山火事の危険性や水不足への懸念が高まる一方で、豪雨による洪水に見舞われる地域もでます。エルニーニョ現象の広範囲にわたる影響は、大西洋のハリケーンにも波及する可能性があるほか、気候変動にる気温をさらに上昇させます。エルニーニョ現象が強力になればなるほど、これらの影響が発生する可能性は高くなります。

エルニーニョ現象は約2~7年おきに発生し、9~12カ月間続きます。弱いエルニーニョは、平均水温を0.5度以上上回る状態が長期間続くことで発生し、平均水温を2度以上上回ると非常に強い「スーパーエルニーニョ現象」とみなされます。

EL NIÑO/SOUTHERN OSCILLATION (ENSO) DIAGNOSTIC DISCUSSION / NOAA

現在の平均水温は0.5度の閾値をわずかに下回っていますが、5月14日に発表した月次報告書によると来月には閾値を超える見込みです。その後、エルニーニョ現象は夏から秋にかけて強まる確率が高いとされ、冬まで続く可能性も96%に上昇して確実となっています。

信頼性の高いコンピューターモデルの中には、今年のエルニーニョ現象が史上最強となる可能性を示すものもあります。発生すれば、1950年以降のNOAAの記録で最強だった2015~16年以降で初めてのスーパーエルニーニョ(確率37%)となります。

5月11日、NOAAは2026年が観測史上5位以内の暑さを記録する可能性が「極めて高い」としていました。この予想はエルニーニョによる温暖化という不確定要素を織り込んでいません。強力なエルニーニョ現象になれば、2026年が観測史上最も暑い年となり、穀物の生育不良による食料供給への影響や、記録的な気象災害が懸念されます。

下記は「日本語の音声トラック」があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください