名和 晃平(なわ こうへい、1975年 – )氏は、日本の彫刻家です。Sandwich Inc.主宰、京都芸術大学大学院芸術研究科教授です。「Force」は、黒いシリコーンオイルの液体が多数の糸状となって天井から床に常時落下します。シリコーンオイルは重力に従って天地垂直に流れ続け、床に黒い池を形成します。時間と空間と物質のはざまに鑑賞者の視点が置かれ、視覚化された重力の様態を見ることができるインスタレーション作品です。
- 名和晃平「Force」(2021年/大地の芸術祭)
写真で見ると、黒い鋼鉄ワイヤにしか見えないですね(^^) シリコーンオイルの粘度と特性が重力と創り出す様態を、名和さんの感性で美しい線と魅せる空間に創作しています。無重力で水が球状になる現象が思い浮かびました(^^)
2022年夏に延期となった「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の新作が、この夏から先行公開中です。リニューアルした越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)、まつだい「農舞台」に加え、「上郷クローブ座」や「かたくりの宿」などにも新作が登場しています。それにあわせて、作家と北川フラム氏の対談や、制作風景を記録した映像シリーズがスタートしています。
- 美術は大地から-特集 / 2021新作作家インタビュー映像- Vol.1 名和晃平(echigo-tsumari.jp) 現在はVol.2まで
- 越後妻有のサイトスペシフィックな作家たち interviewed by 北川フラム(YouTube再生リスト)
- SCAI THE BATHHOUSE | Installation view名和晃平FORCE(2015 SCAI THE BATHHOUSE)