神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)は、葛飾北斎が製作した木版画です。1831年(天保2年)頃に出版された名所浮世絵の連作「富嶽三十六景」の一つで、巨大な波と翻弄される舟の背景に富士山が描かれています。北斎の作品の中では最も有名であり、美しいと感じる浮世絵です。
なぜ、この浮世絵が美しいと感じるのでしょうか?
「神奈川沖浪裏」は、黄金比(Golden ratio)と、黄金螺旋(Golden spiral)の大胆な構図で描かれ、観る人に「圧倒的に美しい」と感じさせています。
- 黄金比のいろいろ―黄金比を具体例や図形で分かりやすく解説されています。
歴史上で黄金比を数学の話題として初めて意識したのは、古代ギリシアの数学者ユークリッドとされています。
この美しい黄金比(約1:1.618)は、宇宙から生物、自然、そして建築、芸術などあらゆる分野で見つけることができます。
また、この黄金比とフィボナッチ数列に関連した面白い話が「Reddit」に投稿され、下記に紹介されています(^^)
- マイルとキロメートルを巡る数学的な偶然の一致、あるいは神の定理(businessnewsline)記事は削除されています。
- ダンテ『神曲』の幾何学的構成について(pdf / 藤谷道夫 著)
TED Talks「フィボナッチ数の魅力」も面白いですね(^^)
大学教授のアーサー・ベンジャミン(Arthur Benjamin)氏は「数学は論理的かつ機能的、そして・・・スゴいのです」と言います。数学マジシャンでもあるベンジャミンさんが探るのは、不思議で奇妙な数の集合「フィボナッチ数列」の隠れた性質です。数学は想像力を刺激することができると語っています。
- TED Speaker:Arthur Benjamin(Mathemagician)
- フィボナッチ数の魅力 | アーサー・ベンジャミン(TED)
- Kazunori Akashi, Translator Yuko Yoshida, Reviewer(日本語字幕を読む)
- 数学広場の別名「ひまがり広場」の由来:数学と 黄金花「ひまわり」(pdf/archive.org)