11歳の子どもが10分で選挙投票システムをハックして改ざん

年に一度「ハッキング」に関する世界最大の国際会議「DEF CON」がラスベガスで開催されました。今年(8月9〜12日)は、選挙システムのハッキングコンテスト(DEFCON Voting Machine Hacking Village)が行われ、11歳の子どもが、わずか10分足らずで選挙システムの複製サイトをハックし、投票結果を変更することができました。8歳から16歳までの50人のホワイトハッカー育成プログラム参加者のうち、制限時間の30分内に合計30人の少年少女が選挙システムへのハッキングに成功したとのことです。

Hacking the US mid-terms? It’s child’s play / BBC News

今回の「DEFCON Voting Machine Hacking Village」でハッキング対象に選ばれたのは、米フロリダ州の選挙管理委員会が実際に投票に用いているオンライン投票システムとまったく同じレプリカです。50人の子どもたちはホワイトハッカー育成プログラム「r00tz Asylum」の共同創業者ニコ・シェル氏の指導を受けた後、選挙システムのハッキングを一斉に開始しました。

シェル氏は「このシステムは8歳の子どもでも30分あればハッキングできてしまうというもので、この事実は社会の怠慢に他なりません」と述べ、オンライン投票システムがハッキングされる危険性を指摘しています。対して、非営利のセキュリティ団体(NASS)は、「実際の選挙システムは独自のネットワークとカスタムビルドされたデータベースを用いているため、完全な複製は極めて難しくシステムをハッキングする難度は別物だ」という見解を明らかにしています。

シェル氏は「NASSの声明は、選挙管理委員会が結果を真剣に受け止めていないということを私に感じさせます。ハッキングデモに用いたサイトはレプリカかもしれませんが、子どもたちが悪用していた脆弱性はレプリカではなく本物です」と反論しています。

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