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2010年世界競争力ランキングと判断力、決断は「感情の機能」

スイスの有名ビジネススクール、IMD(国際経営開発研究所)は19日「2010年の世界競争力年鑑」を発表しています。総合順位のトップはシンガポールとなり、2位は香港、昨年まで首位を保ってきた米国は3位に転落しました。

A hairy ride up the vineyards near Sion, Switzerland / Robert Thomson

日本は昨年(17位)から急低下し、10ランク下げた27位となっています。

アジア勢では5位のオーストラリアや、中小企業の競争力が強い台湾は23位から8位へ順位を上げ、10位のマレーシアは今年初めてトップ10入りしました。

中国は20位から18位へ、また韓国は23位でした。
なお、日本は調査開始の89年から93年までトップになっています。

経済成長率や財政政策、政府の効率性、高齢化、文化の開放性、労使関係など多項目を評価判断されますが、納得するところが多い世界ランキングです。

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「My Life in MIT Sloan」ブログに「成功するリーダーに必要な「正しい判断力」とは?」というエントリがあります。このなかで「判断力」とは次の三つの能力に分解できる。と、Lilacさんは述べています。いい内容です(^^)
1. 今が判断するタイミングだということを認識できる(Judgement call)
2. 正しく状況判断と分析が出来る
3. 2から論理的に正しい結論を出せる
判断すべきタイミングで、状況を正しく分析しているにもかかわらず、結論として「動かない」という判断をするリーダーはたくさんいる。そして、そのリーダーに率いられた企業や国家は、いつの間にか没落してしまったりする。
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同感です。日本全体のことでなければいいですが・・・。以前、“How We Decide”(我々の意思決定の仕組み)という本に関して興味深いエントリ「ニューヨークの遊び方」を紹介しました。

How We Decide(我々の意思決定の仕組み)決断は「感情の機能」


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